SESエンジニアの年収はいくら?還元率で手取りが変わる仕組みを解説

2026年02月20日

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SESエンジニアの年収は「スキル」だけでなく、所属企業の還元率によって大きく変わります。同じ案件単価でも、還元率が10%違うだけで年収に100万円以上の差が生まれることも珍しくありません。

この記事では、SESエンジニアの年収相場から還元率の仕組み、そして年収を上げるための具体的なアクションまでを分かりやすく解説します。

この記事はこんな方におすすめです:

  • SESエンジニアとして3年以上の経験がある
  • 今の年収が適正なのか不安がある
  • 還元率という言葉は知っているが、仕組みをきちんと理解していない
  • 転職せずに年収を上げる方法を知りたい

SESエンジニアの平均年収はどのくらい?

全体の平均は350万〜460万円

SESエンジニアの平均年収は、各種調査データを総合すると350万〜460万円程度です。国税庁が発表した給与所得者全体の平均年収が約460万円ですので、ほぼ同水準か、やや下回るケースが多いと言えます。

「SESは年収が低い」というイメージを持つ方もいますが、これはあくまで平均値の話です。所属企業や経験年数によって実態は大きく異なります。

経験年数別の年収レンジ

経験年数によるおおまかな年収レンジは以下の通りです。

経験年数年収レンジ
未経験〜3年目300万〜450万円
4〜7年目(ミドル層)450万〜600万円
8年目以上(シニア層)600万〜800万円以上

ミドル層であれば450万〜600万円が標準的ですが、ここで重要なのが「同じスキル・同じ経験年数でも、所属するSES企業によって年収に大きな差が出る」という点です。

その差を生む最大の要因が「還元率」です。


還元率とは?SESの給与が決まる仕組み

還元率の基本的な計算方法

還元率とは、クライアント企業がSES企業に支払う案件単価(月額報酬)のうち、エンジニアの給与原資として配分される割合のことです。

計算式はシンプルです。

エンジニアの月収(総支給額) = 案件単価 × 還元率

たとえば案件単価が月70万円、還元率が65%であれば、月収は約45.5万円(年収換算で約546万円)となります。

還元率によってここまで差が出る

同じ案件単価70万円でも、還元率次第で年収は以下のように変わります。

還元率月収目安年収換算
50%35.0万円420万円
55%38.5万円462万円
60%42.0万円504万円
65%45.5万円546万円
70%49.0万円588万円

還元率が50%の企業と65%の企業では、年間で126万円もの差が生まれます。スキルアップや案件変更をしなくても、所属する企業を変えるだけでこれだけの差が生じるのです。

SES業界の還元率の相場は?

SES業界における還元率の相場は以下の通りです。

企業タイプ還元率の目安
大手SIer・多重下請け40〜50%
一般的なSES企業50〜60%
高還元SES企業65〜80%

厚生労働省のデータによると、ITエンジニアの派遣料金における還元率は約61%とされています。60%を超えていれば業界平均以上、65%を超えていれば「高還元」と言って良いでしょう。


なぜ還元率に差が出るのか?低還元の3つの原因

多重下請け構造による中間マージン

IT業界のSES商流は「エンド企業 → 元請け → 2次請け → 3次請け…」というピラミッド型の構造になっています。商流が深くなるほど各段階で10〜20%の中間マージンが発生し、末端のSES企業に届く案件単価はどんどん目減りします。

たとえば、エンド企業が月100万円を支払っていても、3次請けのSES企業に届く時点では60万円になっているケースも珍しくありません。

営業力不足で高単価案件を取れない

SES企業の中には、営業力やクライアントとのパイプが弱く、低単価の案件しか受注できないところもあります。単価が低ければ、たとえ還元率が高くてもエンジニアの手取りは少なくなります。

還元率だけでなく、「案件単価 × 還元率」のトータルで見ることが重要です。

固定費・間接費が大きい企業体質

大きなオフィスを構えている、管理部門の人員が多い、広告費を大量に使っているなど、固定費が大きい企業は、その分をマージンで回収する必要があります。結果として還元率が低くなりがちです。


SESエンジニアが年収を上げるための5つのアクション

1. 自分の案件単価と還元率を把握する

まず最初にやるべきことは、今の自分の案件単価と還元率を正確に把握することです。驚くことに、自分の案件単価を知らないエンジニアは少なくありません。

所属企業に聞きづらい場合は、エージェントの案件情報やフリーランス向けの単価データベースで、同スキル帯の相場を確認してみましょう。

2. 上流工程やリーダー経験を積む

案件単価を引き上げる最もオーソドックスな方法は、設計・要件定義などの上流工程チームリーダーの経験を積むことです。

テスト・運用保守が中心の案件よりも、上流工程を担当する案件のほうが単価は高く設定されます。所属企業に希望を伝え、積極的にキャリアアップを目指しましょう。

3. 市場価値の高い技術スタックを身につける

2025〜2026年時点で市場価値が高いとされるスキルの例は以下の通りです。

  • クラウド:AWS / GCP / Azure の設計・構築経験
  • フロントエンド:React / Next.js / TypeScript
  • バックエンド:Go / Rust / Kotlin
  • インフラ:Kubernetes / Terraform / CI/CD構築

需要の高いスキルを持つエンジニアは案件単価の交渉力が上がるため、自然と年収も上がりやすくなります。

4. 商流が浅いSES企業を選ぶ

同じ案件に参画する場合でも、元請けに近いポジションで契約しているSES企業のほうが、受け取る案件単価は高くなります。

企業選びの際には「エンド直案件の割合」や「プライム案件の比率」を確認することをおすすめします。

5. 還元率が高い企業へ移る

スキルや案件単価を変えなくても、還元率が高い企業に移るだけで年収が上がるのがSES業界の特徴です。

先ほどの例で見た通り、還元率が50%から65%に変わるだけで年収は126万円アップします。これは昇給やスキルアップよりもはるかに即効性のある方法です。

ただし、還元率だけで判断するのは禁物です。福利厚生、案件の質、サポート体制などを総合的に比較することが大切です。


高還元SES企業を選ぶときにチェックすべき4つのポイント

年収を上げるために高還元SES企業を検討する場合、以下のポイントを確認しましょう。

1. 還元率が明示されているか

「高還元」を謳いながら、具体的な数字を開示していない企業には注意が必要です。面談時に還元率を聞いて明確に回答できる企業は、それだけ自社の体制に自信を持っている証拠です。

2. 案件数・案件の質は十分か

還元率が高くても、案件数が少なければ希望に合った現場で働けません。常時数百件以上の案件を保有しているか、Web系・上流工程の案件がどの程度あるかを確認しましょう。

3. 案件を自分で選べるか

案件を会社都合で一方的にアサインされる環境では、スキルアップにつながらない現場に配属されるリスクがあります。エンジニア自身が案件を選べる・断れる仕組みがあるかは重要なチェックポイントです。

4. 還元率以外の福利厚生も含めたトータルで比較する

還元率が高い代わりに福利厚生が一切ない企業と、還元率はやや控えめでも住宅手当や資格取得支援がある企業では、実質的な手取りが逆転するケースもあります。

たとえば還元率65%に加えて住宅手当が月5万円支給される場合、年間60万円の上乗せとなり、実質的には還元率70%相当の待遇と同等です。「還元率 + 福利厚生」のトータルパッケージで比較することが大切です。


AtomBaseが実践する「納得感のある報酬」の仕組み

ここまで一般的なSES業界の年収事情を解説してきましたが、当社AtomBaseではこれらの課題に対して以下のような取り組みを行っています。

還元率65% + 住宅手当5万円

AtomBaseの還元率は65%です。業界平均の50〜60%を上回る水準を設定しています。さらに住宅手当として月5万円を支給しており、年間60万円の上乗せがあります。

案件単価70万円のエンジニアの場合、年収シミュレーションは以下のようになります。

月収:70万円 × 65% = 45.5万円
住宅手当:+5万円
月収合計:50.5万円
年収換算:約606万円

エンジニアが案件を選べる仕組み

AtomBaseでは、常時数百件のWeb系案件を保有しており、エンジニア自身が案件を選択・辞退できる体制を整えています。「この技術を伸ばしたい」「リモート案件が良い」といった希望を尊重し、キャリアの主導権をエンジニア自身が握れる環境を目指しています。

2023年設立だからこそのフラットな組織

2023年4月に設立したばかりの若い会社だからこそ、不要な中間管理職や過剰な固定費がありません。その分をエンジニアへの還元に回せるのが、当社の構造的な強みです。


まとめ

この記事のポイントを整理します。

  • SESエンジニアの平均年収は350万〜460万円だが、経験年数・企業選びで大きく変わる
  • 年収を決める最大の要因は「案件単価 × 還元率」
  • 業界の還元率相場は50〜60%、65%以上なら高還元と言える
  • 同じ案件単価70万円でも、還元率50%と65%では年間126万円の差が生じる
  • 年収アップには「スキルアップ」と「還元率の高い企業選び」の両輪が重要
  • 還元率だけでなく、福利厚生を含めたトータルパッケージで比較すべき

「自分の案件単価に対して、今の年収は適正なのか?」

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度AtomBaseのカジュアル面談でお話ししませんか?還元率65%・住宅手当5万円の当社で、あなたのスキルに見合った報酬を一緒にシミュレーションしましょう。

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