30代エンジニアのSES転職|後悔しないために確認すべき5つのポイント
30代でSES転職を検討する際、頭をよぎるのは「これが最後の転職になるかもしれない」という緊張感ではないでしょうか。
20代の頃とは違い、「給与の上がり幅」「案件の選択肢」「会社の信頼性」が、そのまま将来の生活や家族の安心に直結します。
SES企業は数多くあり、どこも「エンジニアファースト」を掲げています。しかし、実態は会社によって驚くほど異なります。本記事では、SES企業を運営する立場から、30代エンジニアが転職前に必ず確認すべき5つのチェックポイントを正直にお伝えします。
1. 給与の仕組みを「計算式」レベルで確認する
SESで年収を上げるために最も重要なのは、給与体系の透明性です。大きく分けて「固定給型」と「単価連動型」がありますが、30代なら単価連動型を強く推奨します。
確認すべきは「還元率の数字」そのものではなく、「何に対しての何%なのか」という中身です。
注意が必要な例: 「還元率80%」とあっても、そこから会社負担の社会保険料や事務手数料が引かれ、実質的な手取りは60%台になるケースがあります。
確認すべき点: 額面給与に「社会保険料の会社負担分」が含まれているか、別途なのか。
AtomBaseでは、客先への請求単価(売上)の65%をそのまま「額面給与」として支給しています。社会保険料は会社が別途負担し、さらに月最大5万円の住宅手当も支給されるため、実質的なSES還元率は70%を超えます。詳細はこちらの記事をご覧ください。
2. 案件を「選べる」か「提案されるだけ」か
「SESはガチャ」という言葉の正体は、案件の決定権が会社にあることです。
面接で「希望を聞きます」と言う会社は多いですが、実際には「営業が持ってきた数件から選ぶだけ」というケースがほとんど。これは「選択」ではなく「二択」です。
30代エンジニアにとって、次に触れる技術は将来の市場価値を左右します。以下の3点を確認してください。
- 案件の全リストが公開されているか
- 自分で「これに応募したい」と挙手できるか
- 断ったときに評価が下がらないか
AtomBaseでは、Slackで案件情報を全員に公開しています。単価・技術・リモート可否を確認した上で、エンジニア自身が手を挙げる仕組みです。会社から一方的に案件を押し付けることはしていません。
3. 「精算幅」の仕組みと有給・残業代の扱いを確認する
意外と知られていないのが、SESと精算幅の関係です。多くのSES契約には「140〜180時間」といった精算幅(月間の稼働時間枠)があります。
単価連動型の会社では、下限(140h)を下回ると客先への請求額が減り、給与もその分下がります。これは仕組み上の現実であり、事前に理解した上で選ぶことが重要です。
確認すべき点: 精算幅の仕組みを会社がきちんと説明しているか。入社後に「知らなかった」とならないよう、面接の場で「下限を割った場合の給与はどう計算されますか」と具体的に聞いてください。
残業代については、法律通りに全額支給されているかも確認が必要です。「みなし残業」として一定時間分を給与に含めている会社では、超過した残業代が出ないケースもあります。AtomBaseでは超過稼働分はきちんと請求・還元しています。
精算幅の仕組みについては こちらの記事 でも詳しく解説しています。
4. 40代を見据えたキャリアパスがあるか
30代の今、最も考えるべきは「現場主義のエンジニアとして定年まで通用するか」というリスクヘッジです。
SESは40代後半になると案件の選択肢が減ってくる傾向があります。以下の点を確認してください。
- モダンな技術に触れられる環境か(市場価値の維持)
- リーダーやPMへの挑戦を支援しているか
- 将来的に自社サービスや受託開発へのシフトがあるか
単価の高い現場に放り込むだけで、エンジニアの10年後を考えていない会社もあります。「技術の鮮度」と「役割の変化」を会社がどう捉えているかを、面接の場で聞いてみてください。
5. 情報の透明性(単価公開の有無)
最後は、会社の「誠実さ」を測るバロメーターです。
「自分の単価を教えてもらえますか?」と面接で聞いてみてください。
これに即答できない、あるいは「教えられない」と言う会社は、エンジニアの売上からいくら利益を抜いているかを隠したい意図がある可能性があります。透明性が高い会社ほど、エンジニアと対等なパートナーシップを築こうとします。
まとめ:言葉ではなく「仕組み」で判断する
30代のSES転職で後悔しないためには、「うちは自由だよ」という言葉を疑い、それを担保する仕組みの有無を確認してください。
- 給与計算にブラックボックスはないか
- 案件選択にエンジニアの拒否権はあるか
- 精算幅の仕組みを事前に説明してくれるか
- 長期的なキャリアを会社が考えているか
- 単価情報を透明に開示しているか
AtomBaseでは、単価の65%給与支給・案件選択制・残業代全額支給など、エンジニアが納得感を持って働ける仕組みを整えています。今の環境に少しでも違和感があるなら、一度ざっくばらんにお話ししましょう。