PM経験21年の代表が語る|SESでPM・PMOとして転職するなら確認してほしい4つのこと

2026年08月03日
PM経験21年の代表が語る|SESでPM・PMOとして転職するなら確認してほしい4つのこと|AtomBase株式会社

私はPMとして約21年やってきました。金融系SIerで16年間、ミッションクリティカルなシステムのPMを担当し、その後はWebシステムやスマートフォンアプリの開発でもPMを経験しています(PMPは2015年に取得しましたが、その後更新はしていません)。

その経験から見て、PM・PMOとしてSESで転職するときに「年収」や「還元率」だけで会社を選ぶと後悔しやすいと感じています。

PM・PMOはエンジニアと違い、裁量の大きさ・案件の中身・キャリアへの影響が大きい仕事です。この記事では、PMとして転職するなら確認してほしい4つのポイントを紹介します。

PM・PMOが会社選びで見落としがちなこと

エンジニアの転職では、還元率や単価公開が判断材料として分かりやすく機能します。しかし、PM・PMOの仕事は還元率だけでは測れない要素が大きく関わってきます。

  • 任される裁量の範囲(意思決定を任されるのか、進捗管理だけなのか)
  • プロジェクトの規模や上流工程への関与度
  • 「PM」と言われて入ったのに、実際はPMOやただの進行管理係だった、というミスマッチ
  • 炎上プロジェクトに放り込まれるリスクの有無

還元率はこれらと比べると、判断材料としては上位ではありません。ただし、還元率が不透明な会社は、契約や役割についても曖昧なことが多く、結果的に上記のミスマッチが起きやすい傾向があります。だからこそ、還元率の確認は「会社の透明性を見るための指標」として意味があります。

PM・PMOとしてSES企業を選ぶときの4つのチェックポイント

1. 「PM」なのか「PMO」なのか、役割が参画前に明確か

「PM案件」と聞いて入ったら、実態は進捗管理だけのPMOだった、というミスマッチはよくある話です。担当する業務の範囲(意思決定権があるのか、報告・調整が中心なのか)を参画前に具体的に確認しましょう。

2. 案件を断ってよい前提になっているか

エンジニア案件と違い、PM/PMO案件は現場によって求められる裁量や難易度が大きく異なります。単に案件情報を右から左に流すだけの会社では、自分に合わない現場に放り込まれるリスクが高くなります。

案件の面談を受けたからといって、その案件に必ず参画しなければならない、という空気の会社は要注意です。話を聞いた上で「思っていたのと違う」と感じたら、その案件を断れる前提になっているか、事前に確認しておくと安心です。

3. 還元率が明示され、分母まで答えられるか

還元率とは、案件単価のうちどれだけが本人の給与になるかの割合です。

本人の月収(総支給額) = 案件単価 × 還元率

「高還元」を謳いながら具体的な数字を出さない、面談で聞いても即答できない会社は、還元率だけでなく契約全体の透明性にも疑問符がつきます。「その65%は税込単価に対してか、何か差し引いた後か」まで確認すると実態が見えてきます。(一例として、単価70万円・還元率65%と55%では、月7万円・年間84万円の差になります。)

4. 還元率以外の待遇も含めたトータルで比較する

還元率が高くても福利厚生が一切ない会社と、還元率はやや控えめでも住宅手当がある会社では、実質的な手取りが逆転することがあります。

たとえば還元率65%に加えて住宅手当が月5万円支給される場合、年間60万円の上乗せとなり、実質的には還元率70%相当の待遇と同等になります。

還元率の相場や年収シミュレーションの詳しい計算例は、こちらの記事で解説しています。

AtomBaseの場合

当社AtomBaseの還元率は65%、住宅手当は月5万円です。案件単価が税込か・何を差し引いているかも、面接で聞かれれば具体的な数字でお答えしています。

案件情報については、提携先ネットワークから日々1000件近い案件情報メールが届きますが、そのすべてを保有・紹介しているわけではありません。その中からPM・PMOとして紹介できる案件を絞り込んでご案内しています。役割や案件の詳細は案件との面談で確認するかたちになります。案件との面談で話を聞いてみて「思っていたのと違う」と感じた場合は、その案件を断っていただいて構いません。

代表自身がPMとして約21年、金融系SIerでのミッションクリティカルなシステムのPMからWebシステム・スマホアプリのPMまで経験してきたので、案件の中身や役割についても具体的にお話しできます。

まとめ

SESでPM・PMOとして転職するなら、以下を確認してみてください。

  • 「PM」なのか「PMO」なのか、役割が参画前に明確か
  • 案件を断ってよい前提になっているか
  • 還元率が具体的な数字で明示・即答されるか
  • 還元率以外の待遇も含めたトータルで比較できているか

還元率だけを見て決めるのではなく、役割・裁量・案件の中身まで確認する姿勢が、後悔しない転職につながります。

「今の自分のPM経験なら、どんな案件でどれくらいの条件になるのか知りたい」

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